泣く子も黙る

2005年8月8日
泣く子も黙る
『Narcisus』ナルキッソス

 泣き小説というのは数あれど、こんな批評は初めてみたので思わず言葉を借りましたw

(・・・感想としては、泣く事を許さない、って感じだったけど。)

うん、まぁ「何紹介しちゃってんの?」とか引きたきゃ引いてくれ(’A`)(おぃ
別に自虐ネタでやってる訳じゃないですよ、これはなんとなくここで薦めていい気がしたんだよね・・・。

 何というか死生観を扱った作品って好きなんすよね・・・。何かを読んで鬱な状態になって引きずる。でも引きずることで何かが残る。そういうのを求めて物語を読みたいと思うことがたまーに(と言うよりは頻繁に)あって、そういうときにじゃあどういうの読もうかってなると、こういうテーマの作品を選んでる気がする。(要は読後感が悪いのが好きなだけかもしれん、・・・悪趣味やな俺(苦笑))

 「死」というのは希望と絶望を限りなくすりあわせた間にあるモノで、その紙一重に足るか足らないかのスキマで人は翻弄されてるわけですよ。死を受け入れられ無くて足掻こうが、受け入れて諦めようが、前向きに生きようが、後ろ向きに生きようが、死は死それはかわらん、と。

 これを読んでなにも感じないってことはきっと死をとても理解していて、何か俺の及びもつかない次元で諦観してるって事なんだろうね。

ひねてるね、ニヒルだね。

 そもそも身近な人の死に立ち会ったことが一回しかない俺が死のなんたるかなんてとうてい理解できるわけもなく、じゃあ何偉そうに語ってんだ?ってそりゃそういう風に考えるの位は勝手だろ・・・みたいな。

と、まぁちょっと洒落にならんぐらい衝撃を受けて、なおかつ無駄に色々思考がぶっ飛んでいってこんな時間(AM8:00)です。

 一時間弱で読める小説(絵はほとんど無いです)なんで、暇なとき・・・いや、気が向いたときにでも読んでみて頂きたい。

ダウンロードはこちらから↓
http://stage-nana.sakura.ne.jp/down.htm
公式ページはこちら↓
http://stage-nana.sakura.ne.jp/

あぁ、一応「推奨:大人(年齢ではなく)」です。



むー散文失礼。

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